研究室概要


宮崎大学地域資源創成学部 金岡研究室

学問分野「国際関係学」「経営学」「芸術学」「法学」

研究室のテーマ「地域の国際化」

トーゴ共和国大使、若山牧水の母校日向市東郷町坪谷小学校にて 2017.7.12


金岡研究室:地域共生社会の実現に向けた多角的アプローチ

宮崎大学金岡研究室は、地域社会の持続可能な発展に貢献するため、多角的な視点から研究と実践を進めています。長年の成年後見制度に関する実務・研究経験、地域資源の創成・マネジメントにおける専門性、そして多様な国際連携活動を通じて、地域に根ざした新たな支援モデルの構築とグローバル人材の育成を目指しています。

1. 成年後見制度を通じた地域支援

家庭裁判所での参与員・家事調停委員としての長年の経験 と、東京大学での先駆的な実態調査研究 に基づき、成年後見制度の現状と課題を深く認識しています。地域における権利擁護支援のニーズに応えるため、地域に根ざした成年後見制度の構築とマネジメントを追求し、地域共生社会の実現に貢献します。第1回成年後見法世界会議での発表経験 や、東京大学市民後見人養成講座での運営・講師経験 も活かし、制度の普及・教育活動にも積極的に取り組んでいます 。

2. 地域資源の創成と国際連携

地域資源創成学部での教育・研究経験を活かし 、地域社会の課題解決に向けた多様な資源の発掘・活用・マネジメントに取り組んでいます 。これまでの日向市、門川町、日南市、綾町などの自治体、公官庁、外国政府機関、公共団体、企業との協働プロジェクトを通じて、地域の活性化と魅力の発信を行ってきました。また、日本トーゴ友好協会会長としての国際貢献活動 や、宮崎大学国際連携センター副センター長としての経験 を通じて、国内外の幅広いネットワークと多文化共生への理解を深めています 。日向市がトーゴ共和国の東京オリンピック・パラリンピックのホストタウンに登録されたことを契機とした交流は、グローバルな視点を持つ人材育成の教育目的に繋がり、ゼミ生による「大学SDGs ACTION! AWARDS 2020」ファイナリスト賞受賞という成果にも結びつきました。

3. 実践的な教育と人材育成

大学での20年間におよぶ研究・教育経験に加え 、慶應義塾大学ビジネススクールやハーバード大学ビジネススクールで培ったケースメソッド指導法を活かした実践的な教育手法で 、学生や社会人の応用力育成に貢献します。担当科目であるウェブデザインでは、単なる技術習得にとどまらず、写真や美術史といった美的感覚を養う要素を取り入れ、効果的な情報発信のためのホームページ作成を指導しています。地域社会の課題に主体的に関わり、解決策を探求する中で、社会に貢献できるグローバル人材の育成を目指しています。

 


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